有料道路について

1) 有料道路制度とは?

道路は、私達の社会生活上欠かすことのできないもので、本来は国や地方自治体が税金で整備し、その道路は無料で利用できるのが原則です。
しかし、道路整備に使える税金の額は限られ、膨大な道路需要に対応できず、整備には極めて長時間を要します。
そこで、国において、昭和31年に道路整備特別措置法という法律が定められ、早期に道路整備を図るための有料道路制度ができました。この法律に基づいて、借入金によって道路の整備を行ない、受益者負担の観点から通行料金を利用者から徴収し、それを借入金の返済に充てるというものです。
また、これらの通行料金は、借入金の返済やその利息の返済のほか、道路の維持・点検・補修・改良・交通管理に必要な費用として使われています。

2) 通行料金の使いみちについて

(おおむね、下の図のようになります。)

通行料金の使いみち 図

3) 有料道路の料金はどのようにして設定されるのか?

有料道路の料金設定にあたっては、次の2つの原則を考慮します。

1. 便益主義の原則

一般の道路を通行する場合と比べて、有料道路を利用することにより、利用者が通常受ける利益の金額(便益額)を超えないように料金を設定しなければならないことをいいます。
便益額は、有料道路の利用によって短縮される時間を貨幣価値に換算した金額(時間便益)と、有料道路の利用によって走行経費を節約できる金額(走行便益)の合計で決められます。

1. 償還主義の原則

徴収した料金の合計額により、道路にかかった費用の合計額を、国において定められた料金徴収期間内にまかなえるように料金を設定しなければならないことをいいます。
道路にかか った費用としては、道路の新設・改築・維持・管理・災害復旧・調査に必要な費用、料金徴収に必要な費用、損失補填引当金、借入金の利息などがあります。ただし、料金徴収期限は、道路の改築や延伸などの追加事業を行った場合に延長されることがあります。

つまり、料金の額については、便益額の範囲内で道路にかかった費用の合計額を返済できるように設定されます。

4) 料金を決定するための手続きは?

神戸市道路公社のような地方道路公社の場合、通行料金の徴収金額や徴収期間を決定するにあたっては、道路整備特別措置法に基づいて道路管理者(神戸市)の同意や議会(神戸市会)の議決を経て、国土交通省に申請し、許可をもらう必要があります。

料金を決定するための手続き

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